TAKT DAYS

タクト・デイズ - 好きな音楽の感想とその周辺のことについての記録

2016年暫定年間ベストディスク(8/14現在)

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2016年で聴いた音楽ソフトの暫定的なベスト10枚です。ブロガーがやる年間ベスト記事みたいなの大好きなんですよ。みんながやってるの見る度に俺もやりてえなあって思うんですけど、大体思うだけで実現しないというか、いざやるとなると億劫になってしまうわけなんですが、今年もね、上半期が終了した時点で「よし、上半期ベストをやろう」なんつって意気込んでみたものの? いつの間にか6月末から1ヶ月半も経ってしまいましてですね、こんなお盆の時期に「上半期ベストディスク」なんて記事を投稿するのもなんだか気恥ずかしいので、もう上半期とか関係なく今年の現時点での暫定ベストっていうことでね、気に入ったアルバムを10枚、上げたいと思います。ちゃんと順位をつけました。2016年のシーンの動向といえばなんでしょうか、インディ・ロックは完全に瀕死状態で、ポップ・ミュージックの旺盛が救いです。ササキ個人としましては、よりアングラでサイケデリックな音楽とアイドル・ポップスに逃避している感じでしょうか。旧作は60年代後半から70年代前半の国内外のものを聴いています。70年前後の日本のロックって面白いですね。それではササキの10枚です。

 

10. CHIPPENDALE - GUSTAFSSON - PUPILLO『Melt』 

Melt

Melt

 

インプロ、ノイズ、フリージャズ

ライトニング・ボルトのドラムボーカルの人とThe Thingのサックスの人とZuのベースの人がセッションして生み出した破壊的即興音楽。

 

 

9. David Bowie『★』 

Blackstar

Blackstar

 

ロック、ジャズ・ロック

遺作。死ぬまでアートなおじさんだった。

David Bowie - Blackstar - YouTube

 

8. 岡村靖幸『幸福』 

幸福

幸福

 

ポップス、ファンク

岡村ちゃんの12年振りのアルバム。普通に『禁じられた生きがい』の2年後とかにリリースされててもおかしくないなと思いました。どポップなシングル表題曲4曲、ちょっとダークなアルバム曲+カップリング曲の4曲、おまけ的なハウストラックが1曲、の計9曲で非常にコンパクト。

岡村靖幸「彼氏になって優しくなって(YouTube Version)」 - YouTube

 

7. D R O S E『boy man machine』

インダストリアル、ドローン、インターネット・ミュージック

Orange Milk Recordsからデビューした、米国オハイオ州の3人組が鳴らすインダストリアル・ガレージ・ドローン。

 

 6. Kurushimi『Kurushimi』

フリー・ジャズ、ドゥーム・メタル、ポスト・ハードコア、ノイズ

Kurushimi(=苦しみ)なんちゅうバンド名でこんな悪趣味なアートワークだけど、日本のアングラなハードコアバンドとかではなくオーストラリアはシドニーのジャズバンドのデビュー作。Bandcampにて投げ銭制でダウンロード購入可(無銭でもOK)。このアートワークが好きでスマホの待受にしてます。

 

5. 堂本剛『Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)』 

Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)

Grateful Rebirth ふつうよし(通常盤)

 

アイドル、ファンク、ソウル、フュージョン

Kinki Kids堂本剛のソロミニアルバム。ジミヘンへの偏愛が希薄になり泥臭さが抜けて垢抜けたサウンドになりました。Pファンク~ミネアポリス・ファンクからの影響を感じますがレトロな印象はなくしっかりとモダンです。

 

4. 宇宙文明『UCHUBUNMEI III』 

UCHUBUNMEI III

UCHUBUNMEI III

 

スペース・ロック、サイケデリック・ロック

札幌の3人組インストバンドによる3作目。初めて聴いたのですが素晴らしいです。初期のホークウインドあたりを彷彿とさせる、宇宙空間を延々たゆたうスペース・サイケデリア。

 

3. Swans『The Glowing Man』 

The Glowing Man [2CD+DVD / 特殊パッケージ / 国内盤 ] (TRCP203)

The Glowing Man [2CD+DVD / 特殊パッケージ / 国内盤 ] (TRCP203)

 

ポスト・ロック、ドローン

前2作と同様、まるで邪神召喚の儀式みたいなアングラ&中二病なダークドローンとなっております。

Swans - The Glowing Man (Excerpt) (Official Audio) - YouTube

 

2. sewi『弱蝕論』 

弱蝕論

弱蝕論

 

ポエトリー・リーディング、ポスト・ロック、ヒップホップ

詩人、ツインベース、ツインドラムを含む京都の6人組バンドによる初のフルアルバム。ハードコア、ジャズ、エモが入り混じったポスト・ロックな演奏をバックに、近代日本文学を思わせるネガティブな言葉の洪水を朗読ともラップとも言えないような独自のフロウで吐き出しています。

sewi ‘‘灰の雫‘‘ officialMV - YouTube

 

1. フジロッ久『超ライブ』 

超ライブ

超ライブ

 

インディー・ロック、ポップス、パンク

日本のバンド、フジロッ久(仮)の3rdアルバム。小沢健二の『LIFE』とモーニング娘。の『4th「いきまっしょい!」』に影響下で作られた、エモーショナルソフトコアパンク。

フジロッ久(仮) - ワナワナ! 【MV】 - YouTube

極私的アイドル楽曲大賞2015

今年のアイドル楽曲大賞の結果が出たようなので、自分が投票した曲を晒します。個人的に今年はいつになくどっぷりとハロプロに没頭していた1年でしたので、他のアイドルグループに思い入れを持つこともできず、単純に聴いて良かった曲を選ぶことになりました。

2015年のアイドルシーンはまるで80年代末期のバンドブームのようでしたね。いかすバンド天国ならぬ、いかすアイドル天国です。いろんなグループが現れては消え現れては消えといった感じで、数としては完全に飽和状態。その中でどうやって他のグループよりも目立っていくかと言えば、一番手っ取り早い方法は質の高い楽曲を作って早耳なドルヲタに聞いてもらうことなわけで、全体的な曲の水準はぐんぐんと高くなってるわけですが、今はもう「楽曲が良いから人気が出る」から「人気になるには楽曲が面白くて当たり前」のフェーズになっており、運営さんも大変だなあ、ただの良い曲なだけじゃ動員に繋がんねえもんなあ、とにかく他とは違ったコンセプト、パフォーマンス、音楽ジャンルを考えていかないといけないので正直シンドいんじゃないでしょうか。逆に言うと、面白くて刺激的であればどんな曲を作っていいわけですから、コンポーザーは楽しいでしょうね。実際、下手なインディバンドよりずっと面白い曲やってる地下アイドルが多かったです。それに比べるとメジャーアイドルはちょっと落ち着いてしまった感じなのかな、既に人気がある老舗グループにはなんとなく停滞感が漂ってなくもないような雰囲気でした。悪く言えばアイドルブームが終わりを迎えて、よく言えば文化として定着してきたということなのでしょうか。今後はでんぱやベビメタレベルのビッグバンはなかなか生まれづらいだろうな。

というわけでササキのエントリー曲を紹介します。

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仕事をサボってでも見るべき2010年から2014年までのベストミュージックビデオ20選

前回の記事「ササキが選ぶ2010年から2014年までのベストディスク100枚」が楽しかったので、またPitchforkに影響されて今回はPVのベストやります。Pitchforkのリストはこちら→The 50 Best Music Videos of the Decade So Far (2010-2014) | Pitchfork

20個しか思いつきませんでした。

 

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